アスクでは宿題を終えおやつを食べて遊んだ後、たくさんの児童が午後5時15分から1時間ほど自主的に「切り絵」を楽しむ時間があります。

 アートナイフを使っての作業なので適度な緊張感が続き、その中で集中力と平常心、器用さが自ずと鍛えられ、水を打ったような静かな世界が展開していきます。

 紙と刃先と心が一体となり完成した作品。その作品をみんなに見せ感想や拍手をもらった時、一つの壁を乗り越えた達成感が児童を包みます。
(この時、仲間の作品への感想をもつ訓練も感性を磨きます。)

 また、台紙に貼った作品を表から見るだけでなく裏から光を当てた時、表からは見えなかった紙の質感や作品の美しさが見えてくる場面があり、物を多面的に見る目を養う瞬間があります。

 ~今後、切り絵で身につけた能力と自信が多方面で輝くよう祈ります。~

    子どもは誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。  パブロ・ピカソ

<児童作品>

 

 

アスク 辻 智子