クリスマスの4つ前の日曜日からクリスマスを準備する期間に入ります。この期間を待降節、アドベントと呼び、今年は11月29日からです。アスクではこの期間、飼い葉桶に見立てた籠に良い行いをしたカードを入れて温かい心でイエス様をお迎えすることにしています。

　脱ぎ散らかされた靴をきれいにそろえる子。学習机をメラミンスポンジでこすりきれいに汚れを取り除く子。1，2年生に優しく遊びを教える上級生。困っている子に手助けの言葉をかける子。植物に「元気に大きくなあれ。」と声をかけながら水やりを続けている子。後片付けを進んでやる子。電車で席を譲った子・・・・・等々。今アスクの飼い葉桶はきらきらと輝く美しい後ろ姿のカードが増え続けています。

　手塚治虫さんの旧約聖書物語３「イエスの誕生」の漫画の最後の場面に貧しい羊飼いの少年が、「ぼく、贈り物何ももっていません。」と聖母マリア様に言うとマリア様は少年の手を取り優しく微笑まれ、「いいのですよ。あなたはあなたの心を持ってきてくれました。」というシーンがあります。

　アスクの私たちも「清い心」と「小さな愛の業(わざ)」で幼子イエス様をお迎えしたいものです。

主を待ち望むアドベント第２のろうそくともそ～　主がなされたそのように互いに助けよ～
主の民よ喜べ主は近い～♫

ASC　辻智子