2月17・18日に6年生は、京友禅体験工房 丸益西村屋さんにご来校いただき、お箸と京友禅のお箸入れづくり体験をしました。

お箸の素材は北山杉を用いており、カンナで削りながら形を整えます。カンナで削るときの「さくっ、さくっ」という音と共に杉の香りが広がります。仕上げに紙やすりで表面を滑らかにし、オリーブオイルを塗って防腐処理をしました。

お箸ができたら、箸入れの友禅染です。箸入れの上に型紙を置き、染料を摺りこんでいきます。使用する型紙はたくさんの種類を用意してくださいました。うさぎや菊などの動植物から京都タワーまであったので、子どもたちは楽しそうに迷っていました。複数の型紙を組み合わせたり、途中で色を変えたりすることでオリジナルの箸入れをつくることができました。

 翌日、さっそく自分でつくった箸入れを持参した子どもたち。一生懸命に自分でつくったものは特別製です。今回の体験は、五感を働かせながら、京友禅を日常生活では欠かせない“食”と結びつけたものでした。日本の伝統文化である京友禅を、より一層身近に感じられたように思います。

6年 副担任 小家石 航