12月11日(金),5年生は舞鶴を訪問し,引揚記念館を見学しました。

これまで,学校では,総合的な学習や宗教の授業で太平洋戦争中のできごとについて学習して,戦争の悲惨さや平和の尊さを実感してきました。

この日は,記念館で,戦後海外からの引き揚げを体験された人々について学びます。

語り部の先生方からお話をうかがい,引揚者が遺された品々を実際に目にしました。

特にみんなが見入っていたのが,「白樺日誌」です。これは,舞鶴市出身の瀬野修さんが,シベリア抑留中にシラカバの木の皮をはいで,煙突のすすをインク代わりにして作成した記録,歌集です。

「不作だったけど,おいも掘りしたのが嬉しかった,などと小さな喜びが記されています。本当にちょっとしたことが生きる支えになるのですね。」

語り部の先生がおっしゃる瀬野さんの気持ちは,コロナ禍の私たちにも,深く訴えかけてきました。

改めて平和への願いを新たにした一日となりました。

 

5年生副担任 遠藤 克哉