昨夜から今朝の明け方にかけて,三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が極大となり,多くの流星を観察するはずでしたが,曇り空で見えませんでした。聖書には,星が東方の博士にイエスの生まれた場所を指し示したという記述がありますし,クリスマスツリーの上にも星を飾ります。古来から人々は星を見上げてきたのでしょう。
 早いもので今年もあと半月となりました。明後日には,救い主であるイエス・キリストの誕生を待ち望む待降節の第3週目に入り,3本目のろうそくがともされます。4本目のろうそくがともされると,まもなくクリスマスです。
 ラテン語の「アドヴェントゥス」には,「到来」「接近」「出現」などの意味がありますが,やはり待降節は,「待ち望む」という言葉がふさわしいと思います。
 子どもたちは,12月の月目標「献身」の意味を考え,イエスさまにおささげできるよう,まわりの人のために善いおこないを進んで実行し,クリスマスを迎える準備をしています。
 クリスマスの季節を過ごす私たちが,キリストを迎えるにふさわしいあたたかい心を持ち,自己中心になりがちな心の弱さと狭さを乗り越え,毎日の生活の中で,喜んで人のために尽くすことができますように。
 世界の平和を祈りつつ。

校長 原山 稔郎