花屋の店先に並んだシクラメンの花々が,冬のおとずれを感じさせてくれます。今年も残すところ1か月となりました。
 カトリック教会では, 12月24日までの4週間を待降節と言い,イエス・キリストが誕生するクリスマスを待ち望みながら,心の準備をする期間に入ります。学校でも,子どもたちがイエス様の喜ぶ良い行いを進んで実行します。今年の待降節は,明後日3日(日)より始まります。
 また,12月8日は本校の69回目の創立記念日です。創立以来の卒業生と保護者の皆さま,そして本校にかかわってくださいました多くのシスターや教職員の方々に感謝いたします。教会ではこの日を「無原罪のマリア」の祝日と定めています。聖母マリアの名前をいただいている本校で学ぶ意味は,マリアに倣い,本学院のミッション・コミットメントに書かれているように,“人と自分,物と自然のすべてに敬意を持って向き合い”,神が造られたすべてのものを大切に生きていくことです。創立70周年に向かって,今一度,創立の精神に立ち返り,深めていきたいと思います。

校長 原山 稔郎