1797年6月20日,ノートルダム教育修道女会の創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーは,ドイツ南部のスタッタムホフに生まれました。 今日は,マザーテレジア生誕から226年を迎えます。
 「教育によって世界を変えよう。すべての子どもたちに神のやさしい愛が届くように。」という夢を実現させるため,190年前に新しい修道会と学校をつくり,子どもたちのために教育活動を始めました。マザーテレジアの作ったノートルダムの学校はヨーロッパの各地に,そしてアメリカへと広がりました。
 第二次世界大戦が終わって間もない1948年,アメリカ・セントルイスよりマザーテレジアの思いを引き継いだ4人のシスターが京都に来て,ノートルダム女学院中学高等学校,ノートルダム学院小学校,そして京都ノートルダム女子大学を開校させました。
 現在もマザーテレジアの遺志を受け継いだ約2500名のノートルダムのシスターたちが,そしてその思いを共にする多くの教職員が,世界30か国のさまざまな地域で,教育活動と教育分野での奉仕に携わっています。
 時代は変わっても,「人が変われば世界が変わる」のマザーテレジアの言葉と精神を引き継ぎ,私たちは日々の教育活動に邁進しています。

校長 原山 稔郎