新型コロナウイルス感染者が増え続ける状況が続き,再び緊急事態宣言が出されました。年度末に向かって,万全の感染防止対策をとりながら,スキー学習や6年生の行事などを進めていこうとしていた矢先でした。行事を楽しみにしていた子どもたちはかわいそうですが,私たち一人ひとりが「感染しない,感染させない」強い気持ちをもって取り組まなければいけません。「私一人ぐらいは大丈夫」ということは決してありません。子どもたちもこの状況を理解して,一緒に取り組んでくれています。どうぞみなさまもくれぐれもご自愛ください。

 さて,最近の若い人は,メールやラインで新年の挨拶をするので年賀状を書かないようですが,私には1年に1度の年賀状だけで繋がっている人がいます。
 今年も在校生や,昔の教え子たちからもたくさん年賀状をいただきました。若いころに担任した教え子は,もう30代,40代となっています。社会の第一線で働いていたり,子育てをがんばっていたり,それぞれの人生を力強く歩んでいます。家族の写真付きの年賀状や,近況報告は楽しみです。コロナ禍の中での結婚の報告や,親になった報告もありました。
 小学校でたった1年間担任しただけで,ずっと年賀状を送ってもらえることは教師冥利に尽きます。教え子からの年賀状を見ると,年賀状っていいなあと思います。

校長 原山 稔郎