新年あけましておめでとうございます。
 カトリック教会では,1月1日は「神の母聖マリア」の祝日で,新年のミサの中で聖母マリアに祈りを捧げ,重ねて教会は年の初めのこの日を「世界平和の日」と定めて,平和の実現のために祈ります。
 しかし残念ながら京都南部地区は,感染の拡大に伴い,11日まで教会でのミサが行われませんので,例年のように年の初めにミサに行くこともかないませんでした。
 コロナ禍で苦しんでいる私たちに寄り添ってくださる聖母マリアに寄り頼み,世界がこの苦しみから解放され,真の平和が訪れますようにと祈ります。

 昨年から,「新しい生活様式」での学校生活が始まり,感染対策を行いながら日々の教育活動を行っています。健康観察や消毒の徹底,密を避けた授業,多くの行事の変更等,学校生活も大きく様変わりしました。これまでの日常生活の多くのことが当たり前ではないことを痛感し,さまざまなことに感謝の思いがあふれます。そして,日本カトリック司教協議会認可の「新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り」を唱える日々は,今後も継続して行います。
 まだまだ先の見えない状況で,何ができるかを模索する日々は続きそうですが,教職員と知恵を出し合い,保護者の皆様のご協力をいただきながら,乗り越えていきたいと思います。
 一日も早く感染症が収束し,マスクをとって子どもたちと笑顔で会話を楽しめる日が来ますように祈りつつ,試練の日々を共に過ごしたいと思います。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ノートルダム学院小学校
校長 原山 稔郎