この4月より校長職を拝命いたしました原山稔郎(はらやまとしろう)です。
 1986年からノートルダム学院小学校に30年間勤め,一旦退職いたしましたが,このたび堺市内のカトリック小学校より4年ぶりに京都に戻ってまいりました。再び伝統あるノートルダム学院小学校で教育活動に携わることとなり,嬉しく思っています。
 カトリック教会では,主イエスの復活を祝うイースターが12日に行われます。しかし,残念ながら今年のイースターは教会に集い,祝うことができません。自宅で心静かに祈りたいと思っています。
 さて,「すべてのいのちを守るため」というテーマで,昨年の秋フランシスコ教皇が来日されました。子ども達や保護者のために,カトリック校として私たちは何を大切にしないといけないのか,どんなことをしていかなければならないのか考える機会を与えられたと思います。
 この「すべてのいのちを守る」ということばは,思いがけず現在のこの状況にあてはまる気がします。日ごとに世界中で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症により,私たちは改めて一人では生きていけないということを突きつけられ,一つの地球で生きているということをしみじみ感じます。特効薬がない現状で,3つの密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避け,外出の自粛等の防御策以外私たちにできることはありません。子どもたちや保護者の皆様,このブログをお読みになったすべての皆様も,ご健康には十分気をつけていただき,お過ごしください。
 一日も早くこの感染症が収束し,子どもたちが笑顔で元気に登校できる日が訪れますように神に祈りながら,新しい体制となった管理職と教職員一同,心と力を合わせて様々な準備を進めてまいります。