子どもたちの元気な姿が学校に戻り,1週間が経ちました。
 暦の上では秋ですが,まだまだ気温の高い日が続きそうです。しかし,あれだけ元気に鳴いていたセミの声は少し弱まり,夜,耳を澄ますと秋の虫の声が聞こえてきます。猛暑の中にも秋が近いことが感じられるとほっといたします。
 新型コロナウイルスの感染は未だ収まらず,学校では引き続き感染予防の徹底と熱中症予防も,しばらくは必要となります。学校行事も感染防止対策の観点から見直し,例年のように行うことはできませんが,コロナ禍の今だからこそできることを考え,実施する予定です。
 「何事にも時があり,天の下の出来事にはすべて定められた時がある。」(コヘレトの言葉3章1節)と旧約聖書に書かれていますが、神様は私たちに何を求めておられるのかを思いめぐらし,子どもたちと共に考えていきたいと思います。昨秋,日本に来られた教皇フランシスコの「すべてのいのちを守るため」というテーマが心に響いてきます。
 前期後半も,子どもたち一人ひとりにとって実り多き日々となりますよう,教職員が一丸となって教育活動に取り組みます。

校長 原山 稔郎