カトリック教会では,12月24日までの4週間を待降節と言い,イエス・キリストが誕生するクリスマスを待ち望み,心の準備をする期間に入ります。今年の待降節は11月29日から始まります。待降節の間,学校では子どもたちがイエス様に喜ばれる良い行いを進んで実行して,毎日お捧げをします。

 また,12月8日は本校の創立記念日です。教会ではこの日を「無原罪のマリア」の祝日と定めています。マリアはイエス・キリストの母であることに基づき,神の特別な恵みによって,ご誕生よりあらゆる罪から守られていたと言われています。聖母マリアの名前をいただいている学校で学ぶ意味は,マリアに倣い、本学院のミッションコミットメントを生きることにあり,コロナ禍の今こそ,人とのかかわりを大切に生きたいと思います。

 もうすぐ1年で一番慌ただしい月とも言われている師走です。今年は,世界中がコロナ禍の中でいろいろな事が制限されてきました。そのため,気持ちも暗くなりがちですが,まわりを明るく照らすろうそくのように,私たちの小さな行動で少しでもまわりを明るい気持ちにし,喜びのうちにイエス様の誕生日をお迎えできることを祈っています。

校長 原山 稔郎