<Notre Dame goes to Japan ポスターの前のアメリカのシスターと子ども達>

 例年,この時期の日曜日に学院祭バザーを開催していました。在校生はもとより、卒業生や多くの方が楽しみにしてくださる行事でした。
 このバザーは,第二次世界大戦後の荒廃した日本に「教育による復興を」との思いで,アメリカのノートルダム関係者が,教会や学校で開催されたバザーの収益や善意の寄付を寄せてくださり,本校設立のための費用をすべて担ってくださったことにさかのぼります。そして,本校では,シスターや保護者の方々が手作りの品を持ち寄って売り,教育活動の資金を集められたそうです。そんなルーツで始まったこの学院祭バザーは,父母の会の皆様の心のこもったご奉仕に支えられて,毎年続けられてきました。

 しかし,今年度は,新型コロナウイルスの感染予防と参加者の健康と安全面を考え,残念ながら初めて中止せざるを得ませんでした。
 創立当初から受けつがれてきた伝統の学院祭バザーはなくとも,始められた主旨を忘れず,感謝の心を大切にし,今後も受け継いでいくことが私たちの使命だと思っています。

校長 原山 稔郎

 
<昨年度の学院祭バザーの様子>