アドベントリースには4本のろうそくが置かれていて,待降節の日曜日ごとに新たに1本ずつ火を灯していくことは,前回お伝えしました。次の13日の待降節第3主日には,3本目のろうそくに火が灯ります。ろうそくの色は白または紫ですが,第3週の「喜びの主日(バラの主日)」にはバラ色のろうそくが用いられることもあります。
 学校では感染対策を行いながら日々の教育活動を行っていますが,教会はご高齢の方が多いこともあり,日曜日のミサも人数制限があったり,ミサに出席できる日が決まっていたりと,各教会で試行錯誤しながら感染対策に取り組んでいます。待降節のミサに行くたびに,1本ずつろうそくが増えていく喜びを,残念ながら今年は味わうことができません。
 待降節の間,子どもたちはイエス様が喜ばれる良い行いを実行して,アドベントカードに書いています。児童のカードを見せてもらうと,「そうじを進んでしました」「友達に親切にしました」「ごみを拾いました」「お祈りをていねいにしました」「マラソンの練習をがんばりました」「先生のお手伝いをしました」など,それぞれにがんばって取り組んでいるのがわかりました。アドベントカードは,クリスマスの集いでお捧げすることになっています。
 クリスマスまであと2週間。今年ほどクリスマスの喜びが待ち遠しい年はないような気がします。

校長 原山 稔郎