カトリック教会では11月を「死者の月」と言い,帰天されたすべての方々のために特別に祈ります。
 在校生だけでなく,卒業生やご家族,創立時より本校に関係のあるすべての帰天された方々に思いをはせ,昨日,低学年は祈りの集い,高学年はミサを行いました。コロナ禍の中での実施とあって,講堂に集まることを避け,侍者や共同祈願,奉納などの担当にあたっている児童以外は,Zoomで各教室から参加しました。

 

 司式は,5月の聖母月のミサや,6年生の修養会でお世話になっているヴィアトール修道会のウィリアム神父様にお願いしました。一人ひとりのいのちの大切さと,死ぬことは怖いことではなく,神さまのもとに帰ること,天国におられる方々といつもつながっているということをお話してくださいました。
 聖母月のミサは休業中だったので,児童は各ご家庭からの参加でしたが,今回は,学校で心を合わせ,一緒にお祈りをすることができました。また,学年の代表や,合唱クラブの児童も,自分の役割を立派に果たすことができました。
 「今も,死を迎える時も,お祈りください」と「アヴェ・マリアの祈り」の中で祈る私たちは,生まれたときから死に向かって歩んでいます。いつか「帰天」するその日まで精一杯生きるためにも,感謝の気持ちをもって毎日を過ごしてほしいと思います。

校長 原山 稔郎