「はじまりの日」,それは誕生日であったり、元旦であったり、「何かの勉強を始めた日」。期待,希望,不安などを持ってその日を迎えます。子ども達は3月に今の学年,クラスと別れ4月から新しい学年が始まります。卒業していった6年生には新しい中学校生活が始まります。

 先日の宗教放送では,震災で被災された方が勇気づけられたという「はじまりの日」(岩崎出版社)という絵本を紹介しました。

 この本はアメリカのミュージシャン「ボブ・ディラン」が作曲した「Forever Young」という歌に絵が書き加えられたものです。

 「はじまりの日」から自分のあゆんできた道。それは真っ直ぐな道もあれば,広い道,細くなってしまった道,また曲がってしまった道・・・色々な道があったと思います。

これからの自分の道,広い大きな道を自分自身で切り開いていって欲しいと願います。

 

『道程』 
               高村 光太郎     
 僕の前に道はない 
 僕の後ろに道は出来る
 ああ、自然よ 
 父よ 
 僕を一人立ちにさせた広大な父よ 
 僕から目を離さないで守る事をせよ
 常に父の気魄を僕に充たせよ 
 この遠い道程のため 
 この遠い道程のため

(あすなろ書房 『少年少女のための日本名詩選集・3 高村光太郎』 から引用)

                                                                           5年副担任 建林美紀子