今日は、放課後、全教職員が参加しての防犯研修が行われました。警備会社の先生にお越しいただいて、不審者が校内に侵入した場合の対処法などを学びました。

例えば、さすまたの使い方です。昔から火消の道具として知られていて、相手を壁に押さえつけるというイメージが強いですが、先生は、「胴を押すのではだめ。ひるませて時間を稼ぐという考え方をしてほしい。顔、首を狙って、押すのではなく突くように。」と、強くおっしゃいました。実際に警備会社の先生方を相手にしての訓練を行うこともできました。さすまたがない場合、机や椅子を使ってどう防ぐのか、またそれ以外にも、不審者が教室内に入ろうとしたら、或いは入ったらどうするのか、などについても話し合いました。室内、屋外両方で研修を積むことができ、とても勉強になったと思います。 

私たち教職員にとって、記憶に鮮明なのが、大阪教育大学附属池田小学校の事件です。10年以上経った今でもよく思い返しますし、もしあのような事態になったら、と強く意識します。本校では、門に守衛の方が常駐して、学校に出入りする人をチェックして下さっています。ですが、守衛の先生方にお任せする、という意識ではなく、一緒になって、もしものときには、子どもたちの安全を守るために、侵入者に果敢に立ち向かっていくことができるようにしたいと思います。そのための心構えが大切だな、と改めて感じました。

6年担任 遠藤 克哉