ノートルダム学院小学校の一日は、お祈りで始まってお祈りで終わります。私の受け持つクラスでは、毎日、帰りのお祈りをする前に、子ども達が自由にお祈りをする時間を持っています。

その日、みんなと一緒にお祈りをしたいことがある人は手をあげます。お祈り係さんが指名し、その日のクラスの代表として、お祈りをしてくれます。子ども達は、いつもとても美しいお祈りをしてくれます。

 

「きょうは△△をして、とても楽しかったです。けれども○○ちゃんがおやすみで残念でした。明日は元気にきてくれます様に・・・。」

 

お祈りをすることは、その日にあった出来事や周りの人たちにそっと心を寄せ、心静かに自分と向き合うことなのではないかなと思います。

 

帰りの用意をしている時は、バタバタと慌しくなりがちです。けれども、お祈り係さんの「お祈りをします」の声で、教室は自然と静まります。毎日、クラスで心を一つにして祈る時間を持てるの は、とても尊いことだと思います。

 

1年担任 松本 唱子