皆さんは、食事の時に「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせて祈られると思います。これは食べ物に感謝するための行為として親から教えられて身につけた方が多いのではないでしょうか。
 祈りで始まり祈りで終る本校では、食事の時だけでなく、朝や帰り、その他、色々な場面で祈ります。前月は「ロザリオ」の月で、マリア様に自由に祈る場が設けられていました。毎朝、100人くらいの子ども達が、ロザリオを手にNDホールに集まってきました。
静かな曲が流れる中、宗教生活委員会の子ども達の先唱で祈りが始まりました。「何のために祈るのか考えながら祈りましょう。」の言葉で黙想し、祈りの言葉がホールに響きました。
子ども達は、自然体で祈ることが日常の中に息づいているように感じました。
 人は手を合わせて祈る時、人智を超える大いなるものを意識します。そこに畏敬の念が生まれ、大いなるものに対して素直に「ありがとう」や「ごめんなさい」など感謝や懺悔の気持ちを抱くことができます。祈りは心を育む大切な行為です。これからも祈りを大切にする子ども達が育つように見守っていきたいと思います。

3年担任 北村 昌江