明日は、マラソン大会です。このシーズンになると、私は、子どもの頃の祖母の特訓を思い出します。それは小学二年生の秋から、中学3年生が終わるまで、続きました。きっかけは、小学2年の学年徒競走であまりにもおそく走る孫を見た祖母の一言です。「何ですか。あの走り方は。遅すぎます。明日から、毎朝、走りなさい。」次の日から朝起きて、町内を毎日5周走るという特訓がはじまりました。雨がザーザー降った日と、熱が出た日だけ休みました。祖母は、朝食の味噌汁を作りながら、ちゃんと孫が走っているか知っています。祖母がこわかったので、続いたのでしょう。私も素直でした。それで、走りがはやくなったかというと・・・やはり、長距離走はのびたと思います。また、なぜか、中学1年生の時、背筋力テストで、機械を持ち上げると、記録が学年女子の中で1位だったような・・・。足腰が鍛えられたのか力が強くなりました。今年また、マラソン大会になり、いっしょうけんめい練習している子どもたちを見ると、その頃の自分が浮かんできます。今は亡き祖母のこともなつかしく思い出します。

2011年11月28日

2年担任 坂瀬雅美