3月。いよいよ卒業のシーズンです。ノートルダム学院小学校の6年生も、卒業までの日々を大切にすごしています。明日は、全校児童とのお別れの会「6年生を送る会」です。

 

 私は、今から6年前、6年生を担任していました。小学校での様々な学習や体験を糧に、受験を乗り越え、それぞれの中学へと旅立っていった子どもたち。時は流れ、その子どもたちは今、高校3年生です。そんなご縁で、今年は、いくつかの高校の卒業式に参加させていただきました。

 名前を呼ばれ、堂々と返事して壇上に上る姿、友人たちとの別れに静かに涙する姿・・・。小学6年生の時の面影も残しながら、それでも6年間という長い時間の中でさらに成長した、一人前のりっぱな人として、卒業生たちは輝いていました。来賓としてお招きいただいたので、卒業生たちとゆっくりお話はできませんでしたが、少しかわした言葉や表情から、自信や喜びを感じ取ることができ、なんともいえないうれしい気持ちになりました。きっと、それぞれの中学高校ですばらしい経験をさせていただき、周りの友だちや先生方に大切に関わっていただいたのだろうな、と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 高校を卒業し、また新たなステップへと旅立つ卒業生たち・・・。小学校からどんどんはなれていくようで少しさみしいですが、私はこれからも、彼らの成長を応援し、活躍を祈っています。そして、いつかまた、何かの折に小学校に立ち寄ってくれることがあるならば、「おかえり。」と声をかけてあげられるように、ずっとここで、待っていようと思います。

 

1年担任 秋田 幸絵