読書週間(10月27日~11月9日)が,昨日から始まりました。今週,図書の先生や図書委員の子ども達から本の紹介がありました。
 最近,日本人の活字離れ、読書離れが問題として取り上げられることがありますが,実は,スマートフォンやインターネットなどの利用は,私たちの日常生活の活字利用の中に,しっかりと入り込んでいます。でも,これらは情報を大量に集める方法であり,読書をしている人の情報の質には到底およばないと言われています。
 さまざまな本を読むことで,語彙力や文章力が養われ,教養や知識が身に付きます。また,言葉の表現や想像力が豊かになり,人とのコミュニケーション力が向上します。さらに,論理的思考が高められ,書くスキルも上達します。
 本校では,「ND読書100選 じぶんだけのとしょかん。」という冊子を全校児童が活用しています。本校は創立以来,読書力育成を重視してきました。その歴史を引き継ぎ,本校教職員が,現代の子ども達に読んでほしい本を選定し,まとめたものです。
 この「100選」の読破を目指す中で,良書に出会い,その先に広がる遠くの景色を見渡すことができるようになればと思っています。

校長 原山 稔郎