あけましておめでとうございます。
 2023年の初めにあたり,謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 カトリック教会では,1月1日を「神の母聖マリア」の祝日とし,新年のミサの中で聖母マリアに祈りを捧げます。また,年の初めのこの日を「世界平和の日」と定めて,世界平和実現のために祈ります。
 今年はどのような一年になるのか,誰も予想できません。困難な現実が待ち受けているかもしれません。苦しんでいる私たちに寄り添ってくださる聖母マリアを拠りどころとして,一人ひとりが平和を求め,平和のために祈り,前を向いて小さな一歩を重ねていくことが大切だと思います。
 争いのない平和な社会づくりの大切さは,3年間にわたるコロナ禍とロシアのウクライナへの侵攻を発端に,一層身近に感じられるようになりました。コロナウイルス感染症による危機が過ぎ去り,戦争が終結し,世界がこの苦しみから解放され,真の平和が訪れますようにと心から祈ります。

校長 原山 稔郎