カトリック教会では,12月8日を「無原罪の聖マリア」の祝日と定めていて,ノートルダム学院小学校はこの日を創立記念日としています。今年で創立68周年を迎えました。
 マザーテレジア・ゲルハルディンガーは,1833年のドイツにて,ノートルダム教育修道女会を創立しました。その後,ドイツからアメリカに広がった修道会は,1948(昭和23)年,戦後まもない日本に,4人のシスターを派遣しました。シスター達の献身的な奉仕とアメリカの人々の善意の寄付により,1954(昭和29)年,ノートルダム女学院中学校の教室を借りてノートルダム学院小学校が開校しました。
 「人が変われば 世界が変わる」創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーの言葉です。創立者が教育にかけた思いは,約190年の時を経た現在も,世界中のノートルダムの学校で,シスターや教職員に脈々と受け継がれています。
 今後も本校が多くの人に愛され,時代のニーズに応えられる学校であり続けることができるよう,創立者の精神を引き継ぎ,教職員一同心を一つに歩んでまいります。

校長 原山 稔郎