本日,6年間の思い出を胸に64期118名の子どもたちが巣立っていきました。
 振り返れば,多くの先生や友達との出会いがあり,その中で共に高め合うことができました。毎日祈ることで,人への思いやりややさしさを身につけました。日々の授業はもちろん,クラブ活動や委員会活動,山の家学習など,学校の行事や体験活動を通して,多くのことを学び,仲間と切磋琢磨しながら,6年間でたくましく成長しました。
 卒業生に,ノートルダムミッションコミットメントを心に留めて卒業してほしいと話しました。「尊ぶ 対話する 共感する 行動する」の4つのミッションコミットメントは,これからの人生において大事な指針となります。イエスの母である聖母マリアの生き方に倣う方法が,この4つの言葉にはつまっています。人やもののかかわりから尊ぶ心を持ち,向き合って対話し,心を開いて共感し,勇気と希望をもって行動することが,人々の幸せと平和な社会に貢献することにつながります。
 世界に目をむけると,ロシアのウクライナ侵攻や,トルコでの大地震など,人間の愚かさや,自然の猛威などを感じます。一方では,数日前のWBCでの日本選手の活躍には,大きな声援を送ったことでしょう。まわりの人だけではなく,世界の人と共に悲しんだり,共に喜んだりしながら,心豊かな人生を送ってほしいと願います。卒業生の未来に神様の豊かな祝福がありますように。

校長 原山 稔郎