実際に使える英語を児童がいかに身につけることができるかを2年生の英語授業の課題としてきました。できるだけたくさん発話の機会を与え、一人ひとりの興味を引き出し、児童が「どうしてもこれを英語で言いたい(聞きたい)」と思わせるように創意工夫をして毎回授業を行ってきました。

<2年生少人数制の取組み>

今年度より、週1時間1クラス40名を半分に分け、学習センターと教室を使って、より多くの英語活動の場を提供できるようにしました。

20名クラスでは、従来のグループワーク、ペアワークに加え、一人ひとりの発表の場をできるだけ多く設けた結果、活発に発言する子ども達が増え、それまでほとんど発話をしなかった子どもも積極的に英語活動に参加するようになりました。

また、教師も一人ひとりの発話を促し、注意深く聞き取り、指導することがより可能となり、子ども達も教師との対話が数多くもてるようになりました。

 

<Let's interview!>

今回は海外からのお客様を2名招き、マリアンホールで二人ずつペアになってインタビューを行いました。各ペアの持ち時間は3分間です。限られた時間の中で、今まで習ってきたフレーズを使って実際にインタビューをするのですが、緊張して頭の中が真っ白になり、何も聞けなくなってしまった友達を励まして一緒に質問したり、答えに詰まっていたらお互いに助け合ったりして、それぞれ無事にインタビューを終えました。


<これは英語でどういうの?>

廊下で待っている間、「これは英語でなんて聞いたらいいの?こんなこと聞いてみたい。」と次々子供達からの質問を受け、みんなで何度も繰り返し練習していました。
インタビューを終えた子ども達に「どうだった?」と聞くと、みな笑顔いっぱいで、「もっと話したかった、また来て欲しい。楽しかった!!」という答えが返ってきました。
「相手の人の言ってること、わかった?」との質問には、「ほとんどわかった。」と誇らしげに答えてくれました。

<Is this big or small?>

一方、待っている子ども達は学習センターで先生や友達を相手に繰り返しインタビューの練習をし、また新しい単元の形容詞を使った英語活動を行っていました。

グループ毎に配られたカードを、それぞれbig, small, tall, shortとカテゴリーに分けてお互いに質問し合います。(Is this big? Is this small? etc.)

<ND English Topics  “Challenge time”>

毎回授業の始めに5分間パワーポイントによるチャレンジタイムを設けて、今まで習得した語彙やフレーズを繰り返し練習することで定着を図っています。When's your birthday?  My birthday is in (March). からWhat school do you go to?  I go to Notre Dame Elementary School.やDo you have brothers and sisters? No, I'm an only child.などの決まり文句もすらすら言えるようになりました。

また学期末には、隣の京都ノートルダム女子大学の留学生や海外からのお客様をクラスに招き、お互いにインタビューする交流の場を設けて、子ども達が英語が通じる喜びを味わう機会としています。3年生以上は今までに習った質問を使って、夏休みや冬休みを利用して実際に観光地や旅行先で出会った外国の人に英語でインタビューして、その結果を家族の人に見せてサインをもらう宿題を出すなどして、家庭でも英語に積極的に触れるようにご協力頂いています。
“Family needs to get involved”