今年度は、本校の特色であるパートナー制度を生かして、一緒に英語の授業をするという取り組みを行っています。まずは、1年生と2年生のパートナー、1年生と6年生のパートナーとの授業を実施しました。今回はその2つの授業について紹介します。

<1年生と2年生>
1年生の単元“Do you like broccoli?”と2年生の単元“What school lunch do you like?”では、好きな食べ物について「~は好きですか?」や「どの給食メニューが好きですか?」といった表現を学習します。どちらも「食べ物」と“Do you like ~?”“Yes, I do. / No, I don't.”“I like ~.”といった共通の表現を学習していることから、1・2年生のパートナー制度を活かし、「アメリカのおやつを作ろう」という授業を組み立てました。アメリカのおやつといえば定番の、ピーナッツバター&ジャムサンドイッチを作ることにしました。

Peanut butter, peanut butter, jelly, jelly!
Peanut butter, peanut butter, jelly, jelly!

Glop it on the bread, and smear it, smear it!
Peanut butter, peanut butter, jelly, jelly!

Then you take the sandwich, and eat it, eat it!
Hmmm, yum!!

1・2年生からは、初めてのピーナッツバター&ジャムサンドイッチを食べてみて、ピーナッツバターが苦手という子どももいましたが、「おいしかった!」「もっと食べたい!」という声が多数でした。6月末に1・2年生合同合宿を終えたばかりの子どもたちは、さらにお互いにきずなを深めて仲良くなれた様子でした。

<1年生と6年生>
「今週のノートルダム」でもお伝えしましたが、パートナー制度を使って英語の授業を行うのは今回が初めての取り組みでした。1・6年生のパートナー制度は、6年生が1年生を本当の弟や妹のように可愛がり、お世話をします。1年生もそんな優しい6年生のパートナーにべったりです。普段から給食の時間や遊び時間などで、仲良く過ごしている姿を多く見かけます。英語の授業では、6年生が1年生に英語を教えるということを目標に授業を組み立て、オリジナルのビンゴゲームをしました。

初めて英語のテキストを手にする1年生に、6年生が「ここだよ。」「これは~と言うんだよ。」と優しく教えてあげます。

教師のジェスチャーを見て、絵の中のどれかをあてます。
“What is it?”
6年生が1年生の耳元にささやいて、1年生が答えます。

“Almost!”(リーチ!)“Bingo!”(ビンゴ!)

授業が終わっての感想では、「(1年の)パートナーが思ったよりずっと英語がうまかった」というコメントを出す6年生が目立ちました。また、「一つひとつのことばをていねいに習うことなど、1年生の時に戻った気がした」という感想も寄せられましたが、ビンゴでも「1年は英語がうまかった」「意外にことばをよく知っていてびっくりした」という声が「いっしょにできて楽しかった」とともに圧倒的に多かったです。1年生も、大好きな6年生パートナーと一緒に英語を受けられて嬉しそうでした。

<授業を終えて>
どちらの授業も、パートナーがお互いに教えあい、協力して楽しく学習できたと思います。単元を組み合わせて異学年で行う授業は、互いに知っている英語を教えあって、よい刺激になり、自信をもつことができたり、楽しんで英語を学ぶことができると思いました。次回は、また他の学年での合同英語授業も実施してみたいと考えています。

<NDトピックス>
夏休み明けには、2011年度第1回ノートルダム英語検定試験(NDET)が始まります。
正しい発音と基本的な語彙力の定着を図ると同時に、子どもたちの自信と励ましになるための検定試験です。
子どもたちのがんばりに期待しています!