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マリア様

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授業紹介 2月号 ― 図画工作科 [ND Cafe]

<2010年2月2日、美術展にて「ND Cafe」オープンです>

 今回の授業は、「ND Cafe」オープンに向けて、新作メニューを考えるところから始まりました。たくさんの方が見に来られる美術展。
多くの方に喜んでもらえる新作メニューを 考えます。
 使用する主な材料は紙粘土です。この紙粘土を使って、いかにカフェメニューの素材感を表現するか、これまでの造形活動を通して得た
知識と技術、経験を活かしながら制作を進めます。

 

 

<新作メニューの企画書作り>

 

 実際のCafeでは、どの様に新作メニューが生まれ、商品として提供されているのかを考えました。

 

 まずはじめに、どんな人に食べてもらいたいか、そのためにはどのようなメニューにすればよいのかを考えます。

「おじいちゃん、おばあちゃんにも喜んでもらえるように、わらびもち入りのあっさりした和風のパフェ」

「美術展の頃はとても寒いので、みんなに嬉しいぽかぽかスープ」

「子どもが喜ぶうさぎの形をしたエクレア」

「一足さきに春を運ぶ、桜モンブラン」

子ども達の想いがつまった様々なメニューが生まれます。

 

 次に商品名を考え、商品の全体像を描いていきます。商品名も重要なアピールになります。

「秘伝の黒糖だれ 元祖みたらし団子セット」

「○○さんが作ったりんごをたっぷり使ったアップルパイ」

思わず食べてみたくなるような商品名を考えました。

 

 

 

<素材の特性を活かした工夫をする>

 

 

 いよいよ制作です。今回使用した紙粘土は、絵の具を粘土に直接練り込むことも、乾燥後に上から塗ることもできます。ある児童は、 粘土に数色の絵の具を少しずつ練り込み、ショートケーキのスポンジの微妙な色合いを再現し、イチゴは形成後に塗ることで鮮やかに発色させ、甘くて新鮮なイチゴを表現しました。

 

 ニスをたっぷり塗ってゼラチンの光沢感を出したり、乾くと透明になる木工用ボンドに少量の絵の具を混ぜて、とろみのあるみたらし団子のタレを表現したり、スパッタリング (金網に乗せた絵の具を歯ブラシなどで擦り、 小さな粒子として絵の具を飛ばす手法) 用いて粉砂糖を振りかけた様子を表したり・・・。

 

 知恵を絞り、工夫を凝らしたアイデアで制作を楽しみました。

<グループでつくる>

 

 自分の新作メニューが完成したら、グループで共同の作品をつくります。
一人ひとりの知恵とアイデアを集結し、一人ではできない大きな作品づくりに挑戦しました。

 

 

 <キャプションをつくる>

 

 完成した作品を前に、商品名と作品に込めた思いをひと言書きました。
鑑賞者に見てほしいポイントを加えることで、自分自身の作品を客観的にみる機会になりました。

<OPENに向けて展示をする>

 

 作品がよりよく見えるよう、作品の色合いや雰囲気、隣に置く作品との バランスを考慮しながら展示しました。 子どもたち自身が自分たちで 考えて展示をすることも鑑賞の一つと捉えています。

 

<鑑賞>

 

 毎年2月の初めにNDホールで行う美術展の作品は、図画工作科の1年間の 総まとめと捉えています。 美術展が開催されている間に、全学年の図画工作科の 授業では、美術展の鑑賞ツアー を行ないます。鑑賞ツアーでは、美術展会場で 学年のみんなと一緒に展示された自分の作品を楽しむことはもちろん、他学年の 作品を見て自分が大きくなったら、このテーマをどのように取り組むのか、胸を ふくらませて鑑賞します。また、作品の前に集まり、友達の作品の良いところに 気づいたり、苦労した点やうまくいった点などを共有したり、お互いの表現を 認め合う機会としています。

《ND図画工作科トピックス》
― 伝統的なテーマと時代の変化に応じた旬なテーマ ―

本校図画工作科では、子ども達を取り巻く環境を踏まえ、子ども達が自己の可能性を見つけ出し、表現活動や人格形成に生かせるであろうテーマと使用素材を考慮し、独自の創意工夫に努めています。

 

今回「ND Cafe」を授業として取り上げました。 雑誌やテレビ番組でも特集され、町のあちらこちらでみられるようになった「Cafe」は、私たちの生活に身近で親しみのあるものとして定着し、子ども達にとっても興味関心を引くテーマと考えています。

子ども達の中には、「ND Cafe」のメニューを考えるために、実際にCafeに連れて行ってもらって研究をしたり、カフェ雑誌の中からヒントを得、そこから自分らしく発展させた子もいました。

 

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