中庭の梅の花は,昨年の今頃はもう開花していましたが,今年はまだつぼみがかたいままです。ラニーニャ現象のせいか今年の冬は例年より雪が多く,今朝は氷点下の寒さで,厚い氷が張っていました。この時期は,三寒四温を繰り返しながら,少しずつ春に近づいていくのですが、五寒二温くらいに感じるのは,私だけでしょうか。
 来週3月2日は「灰の水曜日」です。この日から四旬節が始まります。四旬節とは,カトリック教会にとって一番大きなお祝い日である「復活祭」(イースター・今年は4月17日)に向けて準備をする期間です。イエスが砂漠で40日間断食をされたことにならい,回心と節制に努め,自分の生活を振り返ります。
 子どもたちは「愛の実行カード」を手にして,自分の生活を振り返り,祈りと犠牲を捧げます。「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。」とイエスは聖書の中で言われました。難しいことではなく,一人ひとりがまわりの人のために,今自分に何ができるかを考えたり,意識したりして,それを行動できるようになってほしいと思っています。
 学年の終わりに向けて,学習のまとめをするとともに,クラスの友だちと一緒に,心を成長させることができる四旬節となるようにと願っています。

校長 原山 稔郎