今朝,低学年の子どもたちが,正門での朝のあいさつの後,「校長先生空に月が出ています。」と何人かの子が私に教えてくれました。「ふつう月は夜に見えるのに,どうして今日は朝に見えているのかなあ。」と聞かれたので,「自分で調べてみよう。」と答えました。
 校長室に戻ってから,「私から答えてほしかったのではなかったのか。」と思いました。高学年は理科で学習しますので,月のことはよく知っています。新月は朝に出て夕方に沈み,上弦の月は昼に出て夜中に沈み,満月は夕方に出て朝に沈みます。今回見たのは下弦の月で,夜中に出て昼に沈みます。今日の月は,京都では午後1時半ごろに沈んでいます。
 大人にとっては何でもないことですが,子どもたちには不思議な出来事だったのだろうなと改めて実感しました。
私に質問したあの子たち,図書,インターネット,お家の人に聞くなど,うまく納得のいく答えを得られたのか気になっています。

校長 原山 稔郎