本校の今月の月のことばは「寛大」です。また,カトリック教会では伝統的に6月を「みこころの月」と呼び,限りない愛であるイエス・キリストのみこころに倣うよう勧めています。
 中庭には,1年生が生活の時間に種を蒔いた,アサガオが育っています。聖書のマタイ福音書の中に,「種を蒔く人」のたとえという箇所があります。良い土地にまかれた種は,神のことばを聞いて悟る人であり,多くの実を結ぶと解説されています。
 子どもたち一人ひとりの可能性は違いますし,成長の早さも違います。1年生が,アサガオに水や肥料をやるように,一人ひとりの子どもたちを種と考え,多くの実を結ぶためには,私たち教職員は子どもたちの心を耕し,水や肥料を毎日やり,たくさんの体験を積ませることによって,豊かな心を育てることが使命だと考えます。

校長 原山 稔郎