5月の連休も終わり,昨日,久しぶりに学校に活気が戻りました。やはり,子どもたちの元気な顔を見るのは、嬉しいものです。
 9日は,創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーの祝日です。祝日と言っても,この日はマザーテレジアが亡くなられた日です。教会では亡くなることを帰天と言い,天国に召されたという意味でお祝い日なのです。今朝のテレビ放送では、名誉校長から創立者についてのお話がありました。
  今から12年前,夏休みに創立者の生家を訪ねる巡礼ツアーに参加したことを思い出します。イタリア・ローマのノートルダム教育修道女会の総本部,ドイツの学校,教会,修道院,関係施設等を訪問し,マザーテレジアが1833年にノートルダムの学校を再興してから,残した業績や受け継がれてきたことなどを実際にその場所に行って見聞きしました。マザーテレジアの存在の大きさを実感すると同時に,とても身近に感じることができました。
 新型コロナウイルス感染予防対策としての緊急事態宣言の延長が決まりそうですが,今後,この件で悩むことがあっても,マザーテレジアの実践は,私たちが行動していく上での良きお手本です。イエス・キリストが命がけで私たちに伝えたかった神様の愛を,教育という形をとって子どもたちに伝えようとされた創立者の思いを受け継ぎ、「創立者ならどう考え、どう解決していくのだろう」と思いめぐらし,対処していきたいと思います。

校長 原山 稔郎

 
ドイツバーバリアン管区本部修道院チャペル内にある創立者のお墓