北山通りの木々も，少しずつ色づいてきました。これから寒さが増すにつれて，本格的に紅葉の美しい季節となります。
　カトリック教会では，11月を「死者の月」としています。死者の月には，亡くなられた方のために祈ることを通して，自分の命や他の人の命，そして今の時間を大切に過ごすことも学びます。
　この月になると，授業で使ったこともあって，竹内まりやさんの「いのちの歌」をよく思い出します。
　私たちは誰でも，限られた命を生きていて，いつか親しい人と別れなければなりませんが，その日がいつやって来るのか誰も知りません。それは神様のみご存じです。その日がいつ訪れても後悔しないように，見えないものを大切にし，どんな時でも感謝の気持ちを忘れず，相手のことを考えた行動をとりたいものです。そんな毎日が送れるようにと自分に言い聞かせています。
　「いのちの歌」をご存じない方は，ぜひお聞きください。

校長 原山 稔郎