師走を迎え,朝夕ずい分と冷え込むようになりました。
 今週より待降節が始まり,本校でも大きなクリスマスツリー,馬小屋やリースなどを飾りました。カトリック教会ではクリスマス(降誕祭)の4つ前の日曜日(今年は11月28日)から,クリスマスの準備の期間「待降節」に入ります。この期間中,学校では子どもたちがイエスさまに喜ばれる良い行いを進んで実行して,毎日お捧げします。本当のクリスマスは,世間一般のクリスマスとは違うことをカトリック校で学ぶ子どもたちは知っています。
 昨日,今日と2年生で授業をする機会がありました。そのクラスの時間割には,特別授業と書いてありましたが,子どもたちは,まさか私が来るとは思っていなかったみたいで,「えー校長先生」「うそー」などと驚いていました。
 九九の授業は終わっているので,九九を使って解く問題を出しました。箱の中にあるお饅頭の数をかけ算を使い工夫して求める問題ですが,お饅頭が縦横に綺麗に並んでいるのではなく,いくつか食べた残りのお饅頭の数を答える問題です。まとまりを作ったり,移動させたりなどよく考えていました。5通りの考え方が出るかなあと思っていましたが,6通りも出てきて,子どもたちの思考には感心しました。また,発表している友だちの意見もよく聞いていました。
 授業の最後に感想を書いてもらいましたが,「いくつものやり方を知ることができてよかった」「他の人の意見もよく分かった」「楽しかった」と書いてくれました。私自身も久しぶりに担任時代に戻ったようで,楽しく授業をすることができました。
 来週は,6年生に授業を行います。

校長 原山 稔郎