新年度が始まりました。
 年度はじめの職員会議で,私の今年度の方針を教職員に伝えました。
 今年度のテーマは,「原点回帰と必要な改善」です。創立者マザー・テレジア・ゲルハルディンガーの先見の明で学校教育に力を注いだこと,戦後間もない京都に,本校が創立されたこととその意味,それ以来「徳と知の教育」を継続していることを,全教職員で確認をしました。
 昨年度より,主体的・対話的で深い学びであるアクティブラーニングの実践として,PBL学習(課題解決型学習)に取り組んでいますが,「徳と知」の建学の精神と切り離すことはできません。本学園には「ミッション・コミットメント」という建学の精神に倣った指針があり,「尊ぶ」「対話する」「共感する」「行動する」の4つのキーワードは,人としての成長を目指しています。この4つのキーワードは,PBL学習に必要な対話と協働を支えるマインドでもあるからです。
 今後,子どもたちがPBL学習(課題解決型学習)に取り組み,自分の考えを持ち,対話を通して友達の考えを認め,自分の考えと比べながら,探求心を持って学習を進めることで,主体的な学びと他者を思いやるやさしさを持って成長することを願っています。

校長 原山 稔郎