ノートルダム教育修道女会の創立者マザーテレジア・ゲルハルディンガーは,1797年6月20日ドイツ南部のスタッタムホフに生まれました。
 マザーテレジアが幼少時代のヨーロッパは,フランス革命後のナポレオン戦争のさなかで,激しい嵐の時代でした。そんな時代に,マザーテレジアは「教育によって世界を変えよう。すべての子どもたちに神のやさしい愛が届くように。」という夢を実現させるために,新しい修道会と学校をつくりました。その後,修道会はアメリカに渡り,アメリカでも子どもたちのために教育活動を始めました。
 マザーの夢が,アメリカから日本に運ばれてきたのは,第二次世界大戦が終わって間もない1948年でした。マザーの思いを引き継いだ4人のシスターがセントルイスから京都に来て,ノートルダム女学院中学高等学校,ノートルダム学院小学校,そして京都ノートルダム女子大学を開校させました。
 私たち教職員は,時代は変わっても,「人が変われば世界が変わる」のマザーテレジアの思いを引き継ぎ,日々の教育活動に携わっています。
 天国のマザーテレジア,子どもたちをいつも見守ってください。神様の豊かな愛を受けた子どもたちが心豊かに育ち,あなたの望み通り,いつの日か世界平和のために奉仕することができますように。
 明後日は,マザーテレジア生誕から224年目を迎えます。

校長 原山 稔郎