毎年、同窓会からホームカミングデイのお便りが届く頃、卒業生の方から、住所変更などの連絡をいただきます。毎年届く1通のお便りを楽しみに、そして本校との繋がりを大切に思ってくださっているようでうれしく感じます。
 その中で、第3回卒業生の方は、当時の校舎、まだ整備されていなかった遊び場(通称:ジャングル)や風景を思い懐かしみながら、シスター方、先生方への感謝と敬愛、一つ一つの思い出を話してくださいました。その方にとって、本校での学校生活の思い出は宝物の様でした。最後に「あなたも、ノートルダム学院小学校のために頑張ってくださいよ。」と身の引きしまる温かいお言葉をいただきました。
 アメリカのシスターたちが、第二次世界大戦後の荒廃した日本に"教育による復興"をと、バザーや募金活動で得た善意の寄付を携え、来日し、創立された本校。シスター方、そして創立当時携わってくださった方たちの尽力は計り知れなく、尊いものです。先人方が築き、受け継がれてきたその精神を忘れることなく、自分のおかれた場で、微力ながらも精一杯努めてまいりたいと願いました。