前期終業日には、担任から子どもたち一人ひとりに通知表を渡す時間があります。
渡す場所が廊下なので、その間、教室でクラス委員を中心に後期の係活動を決めておくよう指示をしておきました。
途中、窓ガラス越しに、黒板にチョークや掲示用の名札を使って、色々と書きながら決めている姿が見えたり、ああでもないこうでもないという声が聞こえたりしていました。

全員に通知表を配り終えた後、私が教室に戻ると、何事もなかったのように黒板がきれいになっていました。

「あれ?もう全部決まったの?」
『全部決まりました。』
「名札とか色々と使ってたけど…」
『番号順に片づけておきました。』
「…」
『最終決定したものを写真に撮っておきました。』
「おおっ!ありがとう!じゃあ、それをロイロで先生に…」
『もう送っています。』
「(なんと…!)」

昨年度4年生の時には、話し合いが上手くいかずに、クラス委員が困ったということがあったのをふと思い出しました。
それが一年後に、話し合いがまとまるだけでなく、片付けや決定事項の保存・送信までできるようになっている…。
子どもたちの成長を嬉しく思った前期最終日でした。