京都コンサートホール主催のアウトリーチの日を迎えました。
 今回は、ピアニストの福田優花先生に来ていただきました。

 

 作曲家は、自分が「いいな」「すてきだな」「誰かに自分の思いを伝えたいな」と考えて、曲を作っていることを実話を交えながらお話してくださいました。あるときは楽しそうに軽やかに、あるときは力強く堂々と、色鮮やかな絵画のように音にも色があることに、子どもたちは驚いていました。また、音の強弱によって、小さいものが大きなものに変化する様子を表現したり、遠くにあったものが近づいてくる様子を表現するなど、意味づけができることも教えていただきました。また、音楽を聴いてイメージを持つことの面白さに気づかされました。

 

 「音楽を聴いて、感じた自分の気持ちは人それぞれ自由です。自分だけの体験や想いと音楽を結びつけて、自分なりに音楽を受け止められるように。自分の感じたことを大切にしてください。」との言葉がありました。作曲家の思い・演奏家の思い・聴衆の思い、それらを感じ取り、自分なりに音楽を受け止める…。音楽の感じ方・受けとめ方は一人ひとり違っていてよいもの、それが音楽の面白いところの一つだと感じるひとときでした。

 

 素敵な演奏をありがとうございました。