「子どもの話をたくさん聞こう」大学でも習うし本にも書いてある。朝の会が始まった。先輩の先生の仕方に習い、朝の会で「何かお話のある人はどうぞ」というコーナーを進めてみた。ところが、終わらない。話が延々と続く。「わたしが、学校に来る途中に犬がいるんですけど、その犬が今日は…。」「きのうぼくの弟が…。」等々毎日である。どうしたら終わるのか。ある時わかった。「終わります」と言えば終わるのだ。その頃は「終わります」と言うことを知らない私がいた。純粋。子どもはいろいろな話題を持っている。いろいろなものを見ている。聞いている。感じている。何十年と月日がたち、「終わります」を言うことも知っているが「終わらない」子どもたちのおしゃべりを楽しみたい秋の今日この頃である。