皆さんは,スペインのサッカ-チーム,レアル・ベティスをご存じでしょうか? レアル・ベティスは,毎年,恵まれない子ども達にクリスマスプレゼントを送るそうです。今年は1万9000個以上のぬいぐるみのプレゼントを集めたそうです。
 レアル・ベティスはどうやってこんなにたくさんのクリスマスプレゼントを用意したのでしょうか? 実は,レアル・ベティスのファンが,ハーフタイムにグラウンドにぬいぐるみを投げ入れてくれたそうです。このお話が,12月21日のTV放送でありました。素敵な話だと思いました。
皆さんは,どう思われますか。
 日本でも,クリスマスはお互いにプレゼントを贈り合う習慣が根付いています。プレゼントをもらうことはとてもうれしいことです。プレゼント自体ありがたいのですが,そのプレゼントを用意してくれた人が,自分のためにお金だけでなくプレゼントを選ぶ時間を使ってくれたことがうれしいのではないでしょうか。
 誰かのために自分のお金や時間を使う行為は尊いものだと思います。イエス様の誕生日を祝うクリスマスは,「なにごとでも人びとからしてもらいたいことは,すべてそのとおり人びとにもしてあげなさい(マタイによる福音書7:12)」というイエス様のメッセージを今一度かみしめ,やってみるチャンスの日だと思います。笑顔のプレゼントや言葉のプレゼント(ありがとう・一緒に遊ぼう・手伝おうか?・待ってあげるよ・大丈夫?等)でもいいと思います。愛情を注ぎ合うこと,してもらうだけではなく自分からも周りの人の喜ぶことをしてあげるということが子どもも私たち大人も幸せに生きていく秘訣ではないでしょうか?

 あなたは,誰のサンタになりたいですか?

荒川 伸二