7月12日(木) スイミーのように
「スイミーは考えた。
うんと考えた。」
これは、2年生の国語の教科書にある、皆さんおなじみの名作「スイミー」の1フレーズです。
「スイミー」を学んだ子どもたちは「うんと考え」ました。どうしたら合同合宿が成功するかを。
「スイミーのように、よく考え行動し協力するクラスに!」というクラス目標の誕生です!
でも、
「先生、合同合宿のパートナーの1年生は『スイミー』を知らないよ。」「そうだ、そうだ、何とかしなきゃ」
うんと考える子どもたちは、さらにうんと考えました。
「そうだ!1年生に『スイミー』の読み聞かせをしに行こう。」
「みんな、そうしよう!」
何と、クラスの子どもたちは、パートナークラスへ教科書を持って訪れました。
![]() |
![]() |
|
1回1回パートナークラスを訪れる度、少しずつ、お兄さんお姉さんの顔つきになっていく子どもたち。
この子どもたちの心の成長は、1・2年合同合宿、そして合宿のクラス目標ポスターづくりにつながっていきます。
合宿では、スイミーでつながりを深めたパートナークラスの1年生と、
ロケット作りやプール・お布団敷き等を通して、協力することの楽しさと大切さを体験することができました。
パートナーがいてこそ協力できるということ、協力できるからこそうまくいくと学んだ子どもたちは、
自分が学んだことを「小さな魚」に書き込みました。
「一人ひとりの目標」と、こんな事が協力できたねという「「小さな魚」たちが集まって
クラス目標は、立派な「大きな魚」となりました。
![]() |
![]() |
|
一つ一つの行事、一つ一つのクラスでの出来事、一つ一つの子どもたちのつぶやき、
これらが一つの流れとなって
子どもたちの体験が豊かになっていきます。
確かで豊かな体験から、子どもたちが大きく成長することを心から願っています。
2年生担任 鎌田 裕子