森の音読発表会

新学期に入り、国語の授業もスタートしました。
3年生、最初の国語教材は「きつつきの商売」です。

今年度、初めて3年生の国語を受け持ったのですが、
光村の教科書にのっている 林原 玉枝 作の「きつつきの商売」は
子どもたちの発達段階にあった、すばらしい教材だと思います。

子どもたちは、ぶなの樹を打った音が響く様子、雨が降る様子
野ねずみの家族のかわいらしい様子を楽しみながら
音読で表現しようと頑張ってくれました。

グループでの練習では、2週間前に同じクラスになった、新しい仲間と一緒に 
協力しながら、時には意見を交わして一生懸命に工夫を考えることができました。

さて、いよいよ本番、
子どもたちは、真剣な顔つきで、
一生懸命 音読発表をしていました。

気持ちを込めて、声の高さや大きさを変えたり
大切な 言葉や、雨の音を複数の人数で読んだりと
こちらも 楽しくなるような工夫に挑戦してくれました。

 

また、1年前、2年生の「ふきのとう」音読発表会では
こちらが、お面を用意したのですが 今回は、何も用意しなかったところ
自分たちで、「きつつきのくちばし」やら、「たちつぼすみれのはっぱのかさ」を
用意したグループもあり、ユニークな発表会となりました。

 

音読発表会は、新学期すぐの子どもたちに、元気に声を出す、
みんなの前で、発表する機会を作っただけでなく 
新しい仲間と協力し、それを成し遂げることもできたのではないでしょうか。

また、子どもたちの自由な発想を引き出し、心の結びつきを大切にできる授業を
たくさん考えていきたいと感じています。


                                     3年 国語担当 本木 千紗子