私の長男はもうすぐ 18 歳になります。彼が生まれたときの喜びはついこの前のようにいつでも鮮明に蘇ってきます。幼くてかわいかった頃の思い出は溢れるほどあります。それがいつの間にかドンドン大きくなって、将来なりたい自分を探して進路を思い悩む高校 3 年生になりました。彼の人生を切り開くのは彼自身だと信じるしかないので、私はやきもきしながらも励まし見守ろうと思います。だけど、彼の思いをしっかりと受けとめてやれているかは、ときどき心配になったり焦ったりもします。

 

先日の母の日に手紙をもらいました。「いつもありがとう。」という言葉に、私は嬉しく思い、母もがんばらなくては、と勇気をもらいました。

 

本校の小学生の子どもたちのあどけない姿を見ていると、この子たちもいつか、なりたい自分を探して悩むときがくるのかなと想像します。そのときに、自分の力を信じて前に進むことができますようにと祈ります。

                                                    養護教諭 達富ふみ