5月21日(月) 「○○は、今も自分の中で生きている」
「○○は、今も自分の中で生きている」
誰かが亡くなった時に、よく耳にする言葉です。
先日、福岡に住んでいた祖父が他界しました。
幼少期は毎年のように家族で福岡を訪れ、祖父や祖母に様々なことを教えてもらった記憶があります。
しかし、齢を重ねるごとに会う機会が減り、毎年お正月や誕生日に電話をかけて話すくらいになっていました。
結局、昨年に弟と福岡を訪れたのが最後となってしまいました。
福岡までの新幹線の中や葬儀中には、祖父に遊んでもらった思い出が頭の中で一気にかけめぐりました。
そして、ふと気付いたことがありました。
自分が小学校の教員として子どもたちと関わる中での、休み時間での一場面。
子どもの手をとって、足をかけて優しく転ばせると
(
柔道の技のようなもの
)
、子どもたちが嬉しそうに次々と飛びかかってきます。
これは柔道が特技だった祖父が、幼少期の私によくしてくれたことなのです。
「祖父は自分の中で今も、そしてこれからもずっと生き続けてくれる」と思うと、とても嬉しくなり、
またそれと同時に涙があふれてきました。
おじいちゃん、今までありがとう。
安心して天国で見守っていて下さい。
五年生担任 髙野北斗