6月29日(金) サツマイモ畑にて、先生と医師
6/25(月)、台風のため1週間延期されていた、1年生の山の家学習がありました。すばらしい天気に恵まれたのですが、問題は1週間前に合わせて購入していたサツマイモの苗でした。水につけるなどしてお世話していたのですが、傷んで元気がないのは明らかでした。念のため前日に買っていた分もあったのですが、それらをどうやって子どもたちと皆で分けて植えようか…と考えていました。「なんか葉っぱが黒い!」案の定、傷んだ苗を指差している子もいます。
傷んだ苗も、新しい苗も皆で大切に植えたいな、と思っていたので、次のように話をすることにしました。
「先生が、お医者さんってすごいなと思うのは、体の具合が良くない人を、たくさん診ておられるところです。そして、一人ひとりがなんとか良くなるようにと、一生懸命されます。このサツマイモの苗も、台風が過ぎるのを待っている間に、加減が悪くなってしまいました。お医者さんみたいに、具合が悪い(苗だ)けれど、大切に植えて、元気に育てたい-そんな人はいませんか。」
誰でも元気な苗を植えたいと思うのでは…と考えていたのですが、あに図らんや、クラスの半数以上の子が傷んだ苗を植えますと手を挙げてくれたのです。学校には元気な子が来ることから、元気な苗を「先生チーム」、傷んだ苗を「お医者さんチーム」として植えました。新しい苗も、古い苗もどうか元気に育ってほしい-そうみんなでお祈りをして。
先生の仕事も、お医者さんの仕事も大切-そんな空気を自然と出してくれていた1年生に感動しました。
1年生担任 遠藤 克哉
登録日: 2012年6月29日 / 更新日: 2012年7月3日