先週の金曜日、「大阪・関西万博」への全校校外学習を実施しました。前日の雨の影響で気温は33℃とやや過ごしやすかったものの、蒸し暑さの残る一日でした。
 万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。夢洲の広大な会場はその理念を体現しており、公式キャラクター「ミャクミャク」にも出会えて、子どもたちは大喜びでした。
 当日は普段より朝早く集合し、貸し切りバスで夢洲へ向かいました。大屋根リングや万国旗がすぐ近くに見えるものの、会場周辺の道路は渋滞しており、その影響で到着が遅れました。駐車場から西ゲートまでは徒歩15分。その道のりの途中、子どもたちから「まだ着かないの。」といった声も聞こえました。西ゲートにはすでに多くの来場者が並び、厳重なセキュリティチェックが行われていましたが、子どもたちは引率の先生方の指示のもと落ち着いて行動し、スムーズに入場することができました。

 
 

 まず目に入ったのは、会場のシンボルである「大屋根リング」。その構造は特に印象的でした。会場内では「PASONA NATUREVERSE」「未来の都市」「コモンズ」などを各学年が可能な範囲で見学しました。それぞれの展示や最先端技術に触れ、子どもたちはSDGsやグローバルな視点への理解を深めることができました。また、水分補給を工夫しながら暑さの中を過ごしたことで、「水の大切さ」を実感する児童もいました。

 
 
 

 万博への引率は多くの準備と配慮が必要でしたが、子どもたちの学びと笑顔に、教育の意義を改めて感じる一日でした。この経験が、子どもたちの未来への一歩となることを願っています。

校長 原山 稔郎