昨日から、5年生児童の引率で広島を訪れています。
 5年生は、子どもたちが各々決めためあてにそって、平和について学びました。
 広島に行く1週間前、事前学習として「平和学習」の授業を行い、1981年に来日された、教皇ヨハネ・パウロ2世の「広島平和アピール」について話をしました。子どもたちがグローバルな視点で、あたりまえではない今の生活に感謝しながら、平和への世界的な視野を広げてほしいと思っています。

 

 昨日子どもたちは、平和記念公園内の記念碑を回り、語り部さんのお話を熱心に聞いていました。原爆の子の像の前で持ってきた折り鶴を捧げ、午後からは平和記念資料館を見学しました。実際の原爆の被害や核兵器の危険性、復興に向けての人々の苦労や努力など、しっかりと自分の目で確かめ、考えることができました。

 

 

 そしてカトリック幟町教会(世界平和記念聖堂)を訪問し、カトリック広島司教区の荻 喜代治神父様に「平和を願う祈り」の集いを司式していただきました。神父様のお話をお聞きし、平和について考え、過去の戦争や原爆の犠牲になった人々のことに想いを馳せ、現在も地球上で続く争いの早期終結を心から祈りました。

 

 事前学習の上に積み重ねた今回の学びをさらに深め、生涯にわたり平和な世界を築く一員として行動してほしいと願っています。

校長 原山 稔郎