今週になって朝夕涼しさを感じるほどになり、耳を澄ますと秋の虫の鳴き声が聞こえてきます。それでも、日中の暑さはまだまだ厳しいですが、ゆっくりと季節は夏から秋へと移りつつあります。
 さて、夏休みの前半にはパリでオリンピックが開催され、テレビの前で熱い視線と声援を送った人が多かったことと思います。そして、今、パラリンピックが開催されています。パラリンピックは、障がいを持った人を対象とした競技大会で、障がい者スポーツの国際大会です。京都府出身選手として、競泳の宇津木美都選手、車いすバスケットボールの柳本あまね選手、車いすフェンシングの櫻井杏理選手が出場しています。
 パラリンピックには、ボッチャ、ゴールボール、車いすラグビーなどオリンピックにはない独自の競技がたくさんあります。ふだん、障がいのある方々のスポーツを見る機会はそれほどありませんが、オリンピックと同じように、感動するシーンがたくさんあり、どの選手も最後まで諦めることなく、フェアプレーの精神で全力で競い合う姿に心打たれます。懸命に競技する姿に、メダルを獲得することがすべてではなく、自分がどのように競技に向き合うかが大切であると思いました。日常生活にも当てはめることができますね。
 ぜひ、選手のがんばっている姿を見る機会をつくってみてください。

校長 原山 稔郎


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