5月25日(水) 「一秒の言葉」
私たちは一日の中で、何度人と言葉を交わすのでしょうか。
人はたった一言の言葉に喜び、励まされ、時には傷ついたりします。ほんの一秒足らずの言葉にも、大きな力が秘められています。わずかな時間で伝えられる言葉によって、どれほど多くの感情や思いが込められているのでしょうか。言葉の持つ力について考えるきっかけとなれば…と思い、宗教放送で子どもたちにある詩を紹介しました。
『一秒の言葉』 小泉 吉宏
「はじめまして
」
「ありがとう
」
「がんばって
」
「おめでとう
」
「ごめんなさい
」
「さようなら
」
一秒に喜び,一秒に泣く。
一生懸命,一秒。 |
この「一秒の言葉」は
CM
に起用されていました。
1984
年にラジオのCMとして制作され、週1回1年ほど放送されています。また、翌
85
年にテレビCM
化され、大晦日の日、民放で同時放映されました。放映後には、その短い言葉に心打たれた人たちの反響が数多くあったそうです。この詩は結婚式のスピーチに引用されたり、今では道徳の教材として扱われたりしています。
作者の小泉吉宏さんは、「広告マン時代に作ったCMが、このような形で語り継がれているのは感無量です。」と語っておられます。
「一秒の言葉」がもつ不思議な力…。日頃、何気なく使っている言葉に目を向けていきたいものです。
4年生副担任 稲森 真弓